こんにちは!ユーソナー広報担当の坂本です。
今回は、社員インタビューをお届けします!
本日紹介するのは、データコントロール本部 クラウド開発チーム マネージャー 木坊子 圭介さんです。
入社8年目でマネージャーになった木坊子さん。プランソナー開発の中心メンバーです。
プランソナーが生まれる開発の土壌ができるまでは、エンジニアとしての挑戦と創意工夫がありました。
木坊子さんとともに、エンジニア部門のマネージャー業務だけでなく、プランソナーの開発秘話にもせまっていきます。
プランソナー開発の裏側――技術者マネージャーの仕事
坂本: 木坊子さん、まずは現在の業務内容について教えてください。
木坊子: 「プランソナー」というユーソナーのウェブアプリケーションの開発、運用、保守を担当しています。
このサービスは、法人データベース『LBC』を活用して営業活動やマーケティング活動を支援するSaaS型サービスです。
今年2024年5月からは、クラウド開発チームのマネージャーを任されており、
技術メンバーを束ねながら、新しい製品の開発や、社内から寄せられる「デマンド」と呼ばれる機能改善要望を具体的な機能として落とし込む仕事を主に行っています。
坂本:マネージャーになってから、1日のスケジュールはどのように変化しましたか?
木坊子: 以前は技術者としてプログラミングに専念する日々でした。
例えば、「この月にリリースするものを作る」と決めて、コーディングに集中していました。
でも、マネージャーになってからはデマンド(お客様からいただくご要望)の管理や不具合の対応、さらに新しい製品の企画検討が増えました。
企画段階では上層部に確認を取ってからマイルストーンを決め、その後、チームにタスクを落とし込む形で進めています。
坂本: 具体的な一日のタイムスケジュールでいうと、以前とどのように違っていますか?
木坊子: マネージャーになって、スケジュールの固定感が減りました。
以前は何月リリースに間に合わせるために、プログラミングをすることが多かったのですが、
最近はデマンド(改善要望)対応や他チームとの調整、新しい製品の企画をその時々のタイミングで進めています。
比較的いろいろなことを自分のやりたいタイミングでやる、という仕事の仕方になりましたね。
坂本: マネージャーとしてチームを取りまとめる際に、ユーソナーの「挑戦を後押しする文化」がどう生かされていますか?
木坊子: ユーソナーは「やりたい」と手を挙げた人に挑戦させてくれる会社です。私も若手時代からリプレイスプロジェクトなど大きな業務を任せてもらいました。
今ではその文化を引き継いで、若手エンジニアにも技術選定から関わってもらうようにしています。
たとえば、プランソナーの一部の開発では、新しい技術スタックを選ぶところからメンバーが主体的に取り組んでいます。
結果として、若手が自分の提案した技術を使って製品を作り上げることができ、それが会社全体の成長につながっています。
過去から現在へ――法人データベース開発の進化と課題
坂本: 木坊子さんがユーソナーに入社された2017年頃から今に至るまで、ご自身の業務はどのように変化していきましたか?
木坊子: 1~2年目で自分の基礎的なところを学ばせてもらった後に、
入社2~3年目頃から採用活動にも積極的に関わり、エンジニアの人数を増やす努力をしていきました。
学生向けの面談に参加したり、上司に「自分の下に後輩をつけてほしい」とお願いしたりしましたね。
さらに、SlackやGitHub、Notionといったツールを導入し、開発環境を整えることで、効率的な内製化を進めました。
坂本: まさに変革の中に身を置かれていたのですね。開発環境の改善以外で、特に印象深いプロジェクトや課題はありましたか?
木坊子: 入社して半年ほどで、リプレイスプロジェクトにアサインされたことが非常に印象に残っています。
当時、ユーソナーのシステムは古いもので、元の仕様を知っている社員がほとんどいない状態でした。
これをリプレイスするという話になり、私もプロジェクトの一員として取り組みました。
坂本:入社半年で!いわゆる「秘伝のソースコード」問題ですね…。
その後、木坊子さんはマネージャーになるわけですが、最初からマネージャーを目指していたのでしょうか?
木坊子:たしか、入社した時は マネージャーではなく、技術を磨いていくようなエキスパートになりそうだな…と考えていました。
仕事をしていく中で、単純に足りないところを足していった結果、仕事がマネジメント寄りになりました。いざやってみたら別にこれも悪くないなって思えたんです。
この技術者としての舵を切っていくのか、またちょっと別のところに舵を切っていくのかっていうところを考え出したのが5年目、6年目 ですね。
もう3~4年目ぐらいから、後輩の子に業務依頼していく管理業務を経験していました。
そこで、このままプログラミングを自分の武器としていくんだろうなっていう風に考えて。
また、プログラミング以外でも、自分はどういう知識が必要なんだろうっていうのを考えました。自分なりに結論づけたのは、そのドメイン知識って言われるような部分を磨くことでした。
坂本:ドメイン知識…?もう少し詳しく訊きたいです。
木坊子:ユーソナーで言うと営業やマーケティング活動を支援するソリューションを提供しているので、
「営業ってどんな仕事なの?」「マーケティングにはどんなデータが必要なのか?」ということがわかってないと製品を作れないと思っています。
そんな時、昨年2023年に「プランソナー」の開発という挑戦の機会をいただいたんです。
どういう製品にしていくか、色々な方に意見をもらいつつ具体的なものにしていき、開発メンバーに共有し、開発してもらう…そんな仕事の仕方をし始めました。
お客様からのデマンド、上層部からの情報をベースに、自分自身なりに「この機能はあったらいいよな」という提案を付け加えていきます。
そして何月にリリースするかとか、他部署との調整しつつ、足並みをそろえて開発のタスクを管理しています。
坂本:なるほど。このマネジメントの一環で、Findyも導入し、活用授賞式にも招待されたんですよね!
エンジニアから見たユーソナーの魅力
坂本:ずばり、木坊子さんにとってユーソナーはどんな会社ですか?
木坊子:やっぱり「挑戦させてもらえる会社」ですね。僕自身も色々やりたいとか試したいと話すと、「やってみなよ」と言ってもらえます。
あと、上層部との距離が近いっていうのがすごい助かりましたね。ちょっと席歩いたらすぐそこに、会長や執行役員がいて話しかけられることは、なかなかないと思います。
色々挑戦させてもらえるし、その挑戦のための事前相談も気軽にできる環境ですね。
僕だけではなくて、「会議ソナー」や「登記ソナー」といった新製品も若手メンバーが中心になって開発しました。
坂本:確か、会議ソナーは1年目と2年目エンジニアが技術選定から携わったと聞きました。
木坊子:もちろん山本さん(執行役員)や僕、他部署の人もサポートに入っていますが、若手のメンバーがいきなり新製品を任せられるなんて、なかなか挑戦的な会社だと思っています。
坂本:ユーソナーに入ってよかった、ということはありますか?
木坊子:ユーソナーというプラットフォームを取り扱っているこの会社に入社できたこと、そのものですね。
あとは、社内の情報へのアクセスやすいこともポイントです。 ドメイン知識を身に着けやすい環境なんです。
坂本:先程でてきた、ドメイン知識ですね。
木坊子:ドメイン知識を1番手っ取り早く身につける方法は、実際にその業務をすることなんですよ。
とはいえ、自分は、本業である開発もしなくてはならない。そこで活用したのが、日報制度です。
日報は、ユーソナ―の全社員が毎日書くもので、お互いの日報をスマホで読むことができるのですが、この日報が業務知識の塊なんです。
「商談の結果どうだった」「お客さんこういう課題抱えてたよ」など営業が書いてくれるので、間接的に経験値を積めるんです。
営業、マーケティング活動を支援するツールを作ってるこの会社で、かつ営業、マーケティングの方々が自分の業務を書いてくれる。
この会社だったからこそ、こういうドメイン知識は僕が間接的に吸収して学べたのかなって思ってます。この生きた知識を基にプランソナーは開発しています。
編集後記
ユーソナーがデータベース・マーケティングの支援を実現できているのは、
開発者も、営業やマーケティングに関するドメイン知識にアクセスしやすく、挑戦できる環境だからこそ、と言えるのかもしれませんね。